バドミントン 志田千陽・松山奈未ペアが準優勝 全英オープン

バドミントンの全英オープンは17日、決勝が行われ、女子ダブルスで世界ランキング5位の志田千陽選手と松山奈未選手のペアは世界2位の韓国のペアにフルゲームの末に敗れ、準優勝に終わりました。

100年以上の歴史があるバドミントンの全英オープンは世界選手権などに次ぐ大会に格付けされ、ことしはパリオリンピックの出場権獲得に向けたポイントレースの最終盤の大会となります。

17日は各種目の決勝が行われ、女子ダブルスでは志田選手と松山選手の「シダマツ」ペアが世界2位の韓国のペク・ハナ選手とイ・ソヒ選手のペアと対戦しました。

シダマツペアは第1ゲームを19対21で落としましたが、第2ゲームは志田選手の強烈なスマッシュや松山選手の巧みなショットが決まり、21対11で取りました。

最終の第3ゲームは序盤からリードを許す展開となり、2人のコンビネーションで追い上げましたが、最後は17対21で振り切られ、ゲームカウント1対2で敗れて準優勝でした。

また、女子シングルスでは、ことし1月に右足のけがから復帰した世界4位の山口茜選手がリオデジャネイロオリンピックの金メダリストでスペインのカロリナ・マリン選手と対戦しました。

山口選手は第1ゲームを激しい競り合いのすえ24対26で落とし、第2ゲームは序盤から連続ポイントを許すと右足を気にするそぶりを見せ、1対11となった時点で棄権し、こちらも準優勝でした。

そして、混合ダブルスでは渡辺勇大選手と東野有紗選手のペアが世界1位で、中国の鄭思維選手と黄雅瓊選手のペアと対戦しました。

2人は相手の力強いスマッシュやコンビネーションに押されて第1ゲームを16対21で落とし、第2ゲームも相手の勢いを止められずに11対21で連取され、ストレートで敗れ準優勝でした。