高校野球 18日のセンバツ開幕を前に 開会式リハーサル

ことし開場から100周年を迎える甲子園球場で、センバツ高校野球が18日開幕するのを前に開会式のリハーサルが行われました。開会式のリハーサルは午前10時から兵庫県西宮市の甲子園球場で行われました。

はじめにことしの入場行進曲に選ばれたあいみょんさんの「愛の花」の演奏に合わせて、去年の優勝校で史上4校目の連覇を目指す山梨学院を先頭に、出場する32校の選手たちが南から北の順に入場行進の流れを確認しました。

このうち、能登半島地震で被災した石川県の、日本航空高校石川や星稜高校の選手たちは、はつらつとした表情で行進していました。

続いて、優勝旗の返還など開会式の手順を確認したあと、青森山田高校のキャプテン、橋場公祐選手が選手宣誓の練習を行いました。

高校野球では、ことしからピッチャーをけがから守ることなどを目的に反発力を抑えた新たな基準の金属バットが導入されます。

打球の速度や飛距離が落ちることが見込まれ、ロースコアの接戦が多くなることも予想される中、各校の対応に注目です。

大会は、2日の休養日を含めて、13日間の日程で開かれ、順調に進めば決勝は今月30日に行われます。

青森山田 橋場主将「誇りを持って選手宣誓に臨みます」

開会式で選手宣誓を務める青森山田高校のキャプテン、橋場公祐選手は「人生で一度あるかないかのことなので誇りを持って選手宣誓に臨みます。きょうの練習は80点くらいだったので、自分のことばをいろんな方に届けられるように意識して100点を目指したい」と話していました。

日本航空石川 寳田主将「大会では全力でプレーしたいです」

開会式のリハーサルを終えた日本航空高校石川のキャプテン寳田一慧選手は「本番が明日という実感が湧いて気が引き締まります。できることを発揮して、優勝を目指したいです」と話していました。

また、「能登半島地震で厳しい状況が続いている石川県やお世話になった人たちのためにも大会では全力でプレーしたいです」と話していました。