大相撲春場所8日目の見どころ 新大関 琴ノ若は関脇 若元春と

大相撲春場所は中日8日目、新大関の琴ノ若は結びの一番で関脇 若元春と対戦します。

春場所は7日目を終えて新入幕の24歳、尊富士がただ1人、初日から7連勝で単独トップに立ち、1敗で23歳の大の里、2敗で琴ノ若を含めた3人の大関などが追う展開となっています。

中日8日目の17日、琴ノ若は結びの一番で若元春との2敗どうしの対戦が組まれました。

琴ノ若は右四つ、若元春は左四つの相撲を得意としているため、いわゆるけんか四つで過去の対戦成績は琴ノ若の5勝4敗ときっ抗していますが、この1年は琴ノ若が1勝4敗と負け越しています。

琴ノ若としては磨いてきたもろ差しや押しを生かしながら、相手の得意の形になる前に一気に攻めたいところです。

一方の若元春は、琴ノ若の圧力をこらえながら、左を差し込めれば勝機が見えてきます。

このほか2敗で並ぶ大関陣では、豊昇龍が2日連続で横綱と大関を破った隆の勝と、貴景勝が今場所初金星を挙げた24歳の王鵬とそれぞれ対戦します。

また、単独トップの尊富士は、勝ち越しをかけて33歳の竜電と対戦します。

尊富士は今場所、鋭い立ち合いから一気の押しと四つ相撲で攻めきって白星を重ねていて、粘り強い相撲が特長の竜電にも持ち味を発揮できるかがポイントです。