フィリピンで日本人女性と母親の遺体 伯母から事情聴取へ

フィリピン北部のケソン州で20代の日本人の女性とフィリピン人の母親の2人の遺体が見つかり、地元の警察は遺体の見つかった場所などから伯母が事情を知っているとみて捜査していましたが、伯母は自殺を図り、病院に運ばれたため、回復を待って事情を聴くことにしています。

フィリピンのルソン島にあるケソン州の警察によりますと今月14日、住宅の裏庭に2人の遺体が埋められているのが見つかり、2人は日本国籍のモテギ・マイさん(26)とフィリピン国籍の、モテギさんの母親のロリー・リタダさん(54)と確認されました。

警察によりますと2人は日本で暮らしていましたが、フィリピンを訪れていた先月から行方がわからなくなり、親族の捜索願いを受けて警察が捜したところ、モテギさんの伯母の住宅の敷地で見つかったということです。

警察はこの伯母が事情を知っているとみて捜査していましたが、伯母は15日、自殺を図り、病院に運ばれたということで、回復を待って、事情を聴くことにしています。

地元のメディアは警察の情報として、亡くなった2人は土地を購入するため500万フィリピンペソ、日本円で1300万円余りの現金を所持していたものの、現金はなくなっていたと報じ、警察は、伯母夫婦との間で金銭トラブルに巻き込まれたとみて捜査していると伝えていました。