大谷翔平や山本由伸 ドジャース選手が韓国の試合会場で調整

大リーグ、ドジャースとパドレスの選手たちが韓国・ソウルで行われる開幕シリーズを前に試合会場で調整を行いました。

ドジャースとパドレスは今月20日と21日、韓国・ソウルで行われる開幕シリーズで対戦します。

16日は試合会場の「コチョクスカイドーム」で両チームが公式練習を行い、このうち大谷翔平選手などドジャースの選手たちは、午後3時すぎから練習をスタートしました。

大谷選手は日本やアメリカ、それに韓国のメディアが集まる中、ウォーミングアップで体を動かし、いったんベンチ裏に引き上げたあと、午後5時前に再びグラウンドに姿を見せ、軽い走塁練習でグラウンドの感触や球場の雰囲気を確認していました。

また、21日の第2戦で先発が予定されている山本由伸投手は、ストレッチやキャッチボールで汗を流していました。

練習前には野球の国際的な人気拡大やレベル向上につなげようと、韓国の子どもたちを対象にした野球教室も開かれ、ドジャースのグラスナウ投手や韓国のプロ野球選手が参加し、一緒にキャッチボールをするなどして、子どもたちと交流していました。

ドジャースは17日、韓国プロ野球のキウム・ヒーローズと、18日、韓国代表と特別試合を行い、20日からの開幕シリーズに備えます。

先発のダルビッシュ有に首脳陣は警戒感

20日の開幕戦で先発するパドレスのダルビッシュ有投手について、ドジャースの主力選手や首脳陣は警戒感を示しています。

フリーマン選手は会見の中で「何度も対戦しているが経験豊富なベテランで、すばらしいピッチャーだ。その日の対戦がダルビッシュ投手だと聞くと緊張感に包まれるし、地区のライバルなのでそういう意識で挑みたい」と話しました。

また、ロバーツ監督も「ダルビッシュはすばらしいピッチャーだ。速球に加えて多くの変化球を持っていて、ストライクゾーンに来るように見えるボールを投げ込んでくる。彼に対してストライクゾーンの中で勝負するというのは言うのは簡単だが難しいことで、失投をしっかりとものにしていく必要がある」と話していました。