岸田首相「命懸けで党の再生に努力」自民 全国幹事長会議で

この中で岸田総理大臣は、派閥の政治資金パーティーをめぐる問題について「国民に大きな政治不信を引き起こしていることを心からおわびする。政治の信頼なくして政策を前に進めることはできないということを改めてかみしめている」と陳謝しました。

そのうえで「今後、政治責任、けじめの問題や法改正を伴う再発防止などの議論にも臨んでいかなければならない。命懸けで党の再生に努力する」と述べ、国民の信頼回復に全力で取り組む決意を強調しました。

出席者によりますと、これに対し地方議員からは「関係議員の処分を含めて早急にけじめをつけてほしい」という意見が相次いだほか「党本部がしっかり対応しなければ地方の選挙が大変なことになる」という指摘も出されたということです。

自民党島根県連の絲原徳康幹事長は記者団に対し「政治とカネの問題について、関係議員の処分も含め、早急にけじめをつけてほしいという意見が大勢だった」と述べました。

また、来月投票が行われる衆議院島根1区の補欠選挙について「党全体に逆風で、かなり厳しい選挙だ。地元は地元で一生懸命頑張るが、やはり政治とカネの問題にある程度、結論を出してほしい」と述べました。

自民党沖縄県連の島袋大幹事長は記者団に対し「政治とカネの問題などで党本部がしっかり対応しないと大変なことになると指摘した。地方組織の幹事長を集める会議をもっと早く開催すべきだったというのが地方の声で、信頼回復には話し合いが必要だということは、みな同じ意見だと思う」と述べました。