岸田首相 “緊張感持ち活動を” 青年局の懇親会など踏まえ指示

岸田総理大臣は自民党の青年局や女性局に所属する地方議員らを集めた会議で、青年局の若手議員らの懇親会に露出の多い女性ダンサーが招かれていたことなどを踏まえ、緊張感を持って活動にあたるよう指示しました。

自民党は、16日の党大会を前に、党本部で青年局や女性局に所属する地方議員らを集めた会議を開きました。

この中で岸田総理大臣は「政治資金をめぐる問題で、国民の皆さんの大変大きな政治不信を引き起こしていることに心からおわび申し上げる」と陳謝しました。

一方、先に青年局の近畿ブロック会議の懇親会に露出の多い女性ダンサーが招かれ口移しでチップを渡す参加者がいたことや、去年、前の女性局長がフランスでの研修中に撮影した写真をSNSに投稿し、辞任したことを踏まえ「青年局、女性局ともに国民の皆さんから厳しい目を向けられる事案に直面している」と指摘しました。

そのうえで「緊張感を持って、それぞれの取り組みを進めていただきたい」と指示しました。

また懇親会の問題を受けて、3月12日に就任した鈴木貴子 青年局長は「党が一丸となって政治不信の回復に努めているさなかに、大変ご迷惑をおかけし、皆さんの思いを裏切っていることを、心からおわび申し上げる」と述べました。