山形新幹線 25年ぶりの新型車両「E8系」営業運転開始

25年ぶりに新しくなった山形新幹線の新型車両「E8系」が16日から営業運転を始め、JR山形駅で出発式が行われました。
E8系は山形新幹線としては3代目で25年ぶりの新型車両です。

先頭車両の「鼻」の部分がこれまでの「E3系」より3メートル長い9メートルになっていて、塗装は、上部には山形県の鳥のオシドリから紫を、ラインには県の花のベニバナから黄色をそれぞれ取り入れています。

営業最高速度は時速300キロと、E3系より25キロ速く、山形駅と東京駅の間をこれまでより4分短い最短2時間22分で結びます。

16日朝はJR山形駅で出発式が行われ、テープカットのあと、山形駅長らが「出発進行」と声をかけると、真新しい車両が東京駅に向かって出発していきました。

普通車の座席はこれまでより幅が1センチ、奥行きが4センチ広くなっていてコンセントもすべての座席にあり、より快適に過ごせるということです。

E8系は出発式に先立ち、16日午前5時40分に新庄駅から運行していて、乗って来た18歳の高校生は「座席の枕の調整もでき、これまでよりも乗り心地はよかったです。個性豊かな車両でした」と話していました。