福原愛さん 長男めぐる争いで元夫と和解「共同親権」維持

卓球のトップ選手だった福原愛さんが記者会見し、離婚した夫との間に生まれた長男をめぐる争いで、和解したことを明らかにしました。

オリンピックに4回出場している福原さんは、3年前に離婚した台湾の元卓球選手、江宏傑さんとの間に生まれた長男について江さんが主な養育者になっているにもかかわらず、おととし台湾から日本に連れ帰り、面会期間を過ぎても引き渡しませんでした。

そして、翌年の7月に東京家庭裁判所から福原さんに対し引き渡しが命じられ、その後も福原さんが応じず、元夫側が日本で刑事告訴する事態に発展していました。

この問題について福原さんは15日、双方の代理人とともに都内で会見し、冒頭に「ご心配ご迷惑をかけて誠に申し訳なく思っています。元夫と和解しました。これからは協力して子どもを育てていきたいと思っています」と話し、元夫と和解したことを明らかにしました。

代理人によりますと、日常的に子どもの世話をする「監護権」は元夫が保持する一方で、台湾では認められている「共同親権」を維持したうえで、面会などを通して福原さんも子育てに関わっていくという内容で合意に至ったということです。