「需給ギャップ」2期連続のマイナスに 内閣府

内閣府は、去年10月から12月までのGDP=国内総生産の改定値を踏まえ、日本経済の需要と供給力の差を示す「需給ギャップ」が、2期連続のマイナスになったと公表しました。

需要と供給力の差を示す「需給ギャップ」は、プラスだと物価が上がりやすく、マイナスでは物価が下がりやすいとされています。

内閣府はGDP=国内総生産をもとに3か月ごとに推計していて、15日、去年10月から12月までのGDPの改定値を受けて、マイナス0.6%だったと発表しました。

需給ギャップのマイナスは2期連続です。

速報値で伸び率がマイナスだった去年10月から12月のGDPは、新しい統計を反映した結果、企業の「設備投資」が改善し、改定値では、実質の伸び率が年率でプラス0.4%でしたが、需給ギャップはマイナスの水準にとどまりました。

また、去年1年間の「需給ギャップ」の推計値はマイナス0.2%と、4年連続のマイナスでした。