オスプレイ飛行再開 基地周辺自治体が再発防止策徹底など要請

鹿児島県屋久島沖での墜落事故のあと、見合わせとなっていたアメリカ軍のオスプレイの飛行が14日、再開したことを受けて、東京の横田基地周辺の自治体は再発防止策の徹底や事故原因に関する情報の提供などをアメリカ軍や防衛省に要請しました。

去年11月、鹿児島県屋久島沖でアメリカ軍横田基地に所属する輸送機オスプレイが墜落し、乗員8人全員が死亡した事故を受けて、アメリカ軍と陸上自衛隊は、すべての機体について飛行停止の措置をとっていましたが、防衛省は、14日から国内での飛行を段階的に再開するとしています。

こうした中、アメリカ軍は14日、沖縄の普天間基地で飛行を再開しました。

横田基地近くの福生市や羽村市によりますと、これまでに横田基地での飛行再開は確認されていないということですが、基地周辺の自治体でつくる連絡会は15日、アメリカ軍や防衛省に要請文を出しました。

要請文では、事故原因や安全対策についての情報が十分に提供されていない中での飛行再開は、住民の不安をさらに高めると指摘したうえで、再発防止策の徹底や事故原因に関する情報の提供などを求めています。