中国 2月の新築住宅価格指数 主要都市84%余で下落 低迷続く

中国の2月の新築の住宅価格指数は、主要都市の84%余りに当たる59都市で、前の月から下落しました。下落した都市の数は前の月から増え、都市の規模を問わず、不動産価格の低迷が続いています。

中国の国家統計局が15日に発表した2月の新築の住宅価格指数は、主要な70都市のうち、59都市で前の月から下落しました。

下落した都市は前の月から3都市増え、その比率は主要都市の84%余りに上っています。

一方、上昇したのは8都市にとどまり、3都市は横ばいでした。

都市別に見ますと、大都市では
▽上海は0.2%上昇した一方
▽広州は0.8%
▽深※センは0.5%
▽北京は0.1%
それぞれ下落しました。

また、規模の小さい地方の都市も平均で0.4%下がっていて、都市の規模を問わず、不動産価格の低迷が続いています。

中国政府は、不動産事業に対する金融支援を強化しているほか、中国人民銀行が2月、住宅ローンなどの長期の貸し出しの目安となる金利を引き下げるなど相次いで対策を打ち出していて、今後、こうした対策が不動産市場の改善につながるのか注目されます。

※センは「土へん」に「川」