内閣官房参与に山崎重孝氏 再び任命

政府は、去年まで皇室制度を担当する内閣官房参与を務めていた、山崎重孝氏を15日付けで、再び任命することを決めました。

山崎氏は山口県出身の64歳。

旧自治省出身で、総務省の自治行政局長や内閣官房の審議官などを歴任したあと、平成31年1月から内閣府の事務次官を務めました。

事務次官などの在任中、皇位継承式典事務局の事務局長として、上皇さまの退位や天皇陛下の即位に伴う式典の事務作業を取りしきりました。

令和3年からは、皇室制度を担当する内閣官房参与を務め、去年9月に退任していました。

林官房長官は記者会見で、今回の再任のねらいについて「与野党で、安定的な皇位継承の確保などの検討が進められている中で、皇室制度に関係するポストを歴任した山崎氏を改めて任命し、国会の議論を受けた政府の対応に助言をいただくものとした」と述べました。