SNSで話題“なんの情報もない”道路標識についに地名が!群馬

群馬県北部を走る県道に、行き先の地名などの表示がない道路標識が2年前から設置され、SNS上で“なんの情報もない”標識と話題になっていました。この標識で14日、設置時から地名などの上に貼られていたシールが取り除かれ、SNS上では早速「とうとう行き先が」などの反応が投稿されています。

群馬県東吾妻町を走る県道375号線で2年前、県道を表す直線の矢印だけが表示された道路標識が設置されました。

標識にはシールが貼られ、近づくと、うっすらと文字を確認できますが、遠目からは読めず、SNS上で“なんの情報もない”とか“まっすぐ走れってこと”や“未開の地って感じがすごい”などと話題になっていました。

この標識でシールを取り除く作業が行われ、群馬県の「嬬恋」などの地名と「上信道」という文字などが現れました。

これを受けて、SNS上では早速「あの標識にとうとう行き先が」などの反応が投稿されています。

この県道は、現在建設中の群馬と長野を結ぶ「上信自動車道」に接続することになっていて、県は先行して標識を設置し、自動車道のバイパスが来週に開通するのに合わせて、今回、シールを取り除いたということです。

近所に住む60代の男性は「一本線しか表示されていなかったのでなんでだろうと思っていた。これを見て、バイパスができるんだという印象を受けました」と話していました。

群馬県「早めに整備 開通するのを見越して設置」

2年前に、行き先の地名などの上にシールを貼った標識を設置したことについて、発注した群馬県は「確保した予算の中で早めに整備できたのが標識で、最終的にバイパスが開通するのを見越して設置した」と話しています。