石川 能登町の農園 特産ブルーベリー使ったスイーツ販売再開

能登半島地震で被害を受けた石川県能登町で特産のブルーベリーを栽培している農園は、13日から金沢市内にキッチンカーを移してブルーベリーを使ったスイーツなどの販売を再開しました。

能登町の農園は、地震が起きる前、町内でキッチンカーを営業し人気を集めていましたが、地震で畑や加工施設に被害を受け、13日から金沢市内に拠点を移し、キッチンカーでの販売を再開しました。

特産のブルーベリーを使ったクレープやサイダーなどを販売していて、13日朝は10時半にオープンすると早速訪れた客からクレープの注文が入っていました。

農園でも働くスタッフが能登産の牛乳を使った生地の上に生クリームやブルーベリーをたっぷり乗せて仕上げ、提供していました。

農園の経営者やスタッフの知人だという人も訪れ、「大変だったと思いますが、応援しています。がんばってください」などと励ましのことばをかけていました。

「ひらみゆき農園」のスタッフの園 理沙子さんは「いったん能登町での活動はできなくなりましたが、こうしてお客さんの顔を見ることができてうれしいです」と話していました。

キッチンカーは今後、土日を中心に金沢市内の数か所で移動しながら店を開くということです。