株価 小幅に値下がり “日銀が早期に政策修正”との見方強まる

13日の東京株式市場、日経平均株価は小幅に値下がりしました。

▽日経平均株価、13日の終値は12日の終値より101円54銭安い、3万8695円97銭。

▽東証株価指数=トピックスは8.73下がって、2648.51。

▽一日の出来高は16億4871万株でした。

13日の東京株式市場は、集中回答日を迎えた春闘の結果が値動きに影響を与えました。

12日のニューヨーク株式市場で主要な株価指数が上昇した流れを受けて、13日の東京市場でも取り引き開始直後は、一時300円以上、値上がりしました。

しかし、その後、春闘で各社からの高い水準の回答が相次いで明らかになるにつれて、市場では日銀が早期に政策修正に踏み切るとの見方が強まりました。

これを受けて、外国為替市場では、一時、1ドル=147円台前半まで円高方向に進み、機械メーカーなど輸出関連を中心に売り注文が優勢となって、日経平均株価は値下がりに転じました。

国内外の市場関係者が注目する日銀の金融政策決定会合を来週に控え、当面は、金融政策の先行きに対する思惑が、株価を左右することになりそうです。