鶴岡八幡宮が神社本庁から離脱へ “理由はお話しできない”

神奈川県鎌倉市の鶴岡八幡宮が、全国の神社を包括する神社本庁から離脱するための手続きを進めていることが分かりました。

神社本庁によりますと今月7日、鶴岡八幡宮から離脱する旨の書類が神社本庁に届きました。離脱の理由は書かれていないということです。

鶴岡八幡宮は今月5日付けで境内に離脱を知らせる公告を掲示していて、正式に離脱するまでには数か月かかる見通しだということです。

神社本庁は全国の神社のおよそ95%にあたる7万8000社余りを包括する宗教法人で、鶴岡八幡宮は昭和21年に神社本庁が設立された当初から、包括関係にあります。

鶴岡八幡宮の担当者は「理由は手続き中なのでお話しできません。手続きを粛々と進めて参ります」と話しています。

神社本庁の担当者は「事情が分からず困惑しています。こういう事態になったのは残念なことです」と話しています。

神社本庁を巡っては、2020年に香川県琴平町の金刀比羅宮が離脱しています。