NY株式市場 ダウ平均株価 200ドル超える値上がり

12日のニューヨーク株式市場は、アメリカの消費者物価指数の発表を受けて、利下げが大幅に遅れることはないとの見方などから買い注文が増え、ダウ平均株価は200ドルを超える値上がりとなりました。

12日のニューヨーク株式市場、ダウ平均株価の終値は前日に比べて235ドル83セント高い3万9005ドル49セントでした。ダウ平均株価の値上がりは2日連続です。

この日、発表されたアメリカの消費者物価指数の伸びは市場予想を上回ったものの、利下げが大幅に遅れることはないとの見方などから、ハイテク関連銘柄を中心に買い注文が増えました。

生成AI向けの半導体を手がけるエヌビディアの株価は7.1%の大幅な上昇となり、ハイテク関連銘柄の多いナスダックの株価指数が1.5%の大幅な上昇となったほか、主要な500社の株価で算出する「S&P500」の株価指数も上昇して史上最高値を更新しました。

市場関係者は「エヌビディアの株価の上昇でAIの需要拡大への期待が改めて広がって、ハイテク関連銘柄などの株価を押し上げた」と話しています。

また、ニューヨーク外国為替市場の円相場は、アメリカの長期金利が上昇したため日米の金利差が意識され、ドル買い円売りの動きが出て、一時、1ドル=148円台前半まで円安が進みましたが、その後は1ドル=147円台での取り引きとなっています。