スキーモーグルW杯で種目別優勝 堀島行真が帰国

スキーフリースタイルモーグルのワールドカップで、日本の男子で初めて種目別優勝を果たした堀島行真選手が12日夜に帰国し、「目指していたものが手に入る瞬間は本当に特別な気持ちだった」と喜びを語りました。

おととしの北京オリンピックの銅メダリスト、堀島選手は今シーズン、モーグルのワールドカップで3勝をあげるなど安定した成績を残し、今月8日の最終戦で2位に入って、日本の男子で初めてとなる種目別優勝を果たしました。

12日夜に帰国した堀島選手は羽田空港でトロフィーを手に取材に応じ「目指していたものが手に入る瞬間は本当に特別な気持ちだった。自分がやってきたことが正解なのか確かめる思いで出場してきたが、1試合1試合を大切にした結果がこういう形になり、これからの競技生活の励みになった」と喜びを語りました。

そして「やり遂げて帰ってこられたという達成感でいっぱいだが、まだ次があるという気持ちを持っている。オリンピックで金メダルを取ることを考えると、優勝する確率を上げていかないといけない。すべての試合に勝てる選手になっていきたい」と今後の決意を語りました。

堀島選手は、2人が同時に滑って競うデュアルモーグルを合わせた総合成績では2位が確定していて、ひざを痛めた影響で、今月16日にイタリアで行われるデュアルモーグルの最終戦は欠場するということです。