中国 ロシア イランの海軍 オマーン湾付近海域で合同軍事演習

中国とロシア、イランの3か国の海軍は、中東のオマーン湾付近の海域で合同の軍事演習を開始し、ともに対立するアメリカなどを念頭に連携強化を図るねらいがあるとみられます。

中国国防省によりますと、中国とロシア、イランの3か国の海軍は現地時間の11日、中東のオマーン湾付近の海域で合同の軍事演習を始めました。

演習は15日にかけて行われ、中国からミサイル駆逐艦など3隻、ロシアからミサイル巡洋艦など、イランからフリゲート艦など10隻以上がそれぞれ参加し、海賊対策や捜索救助などを行うとしています。

またロシア国防省は、3か国の海軍から20以上の艦艇が参加し、軍事演習を開始したと発表しました。

さらにイランの国営テレビによりますと、パキスタンや南アフリカなどがオブザーバーとして参加したということです。

中国国防省は、演習の目的について「地域の海上の安全を共同で守ることだ」としていて、3か国がともに対立するアメリカなどを念頭に、連携強化を図るねらいがあるとみられます。