証券会社 スタートアップ企業への支援 強化の動き広がる

スタートアップ企業の成長に向けては資金調達の難しさが課題だという指摘もある中、証券会社の間では、直接、出資する形も含めスタートアップへの支援を強化する動きが広がっています。

このうち「三菱UFJモルガン・スタンレー証券」は、創業まもない時期にあったり経営者の経験が浅かったりして資金調達が難しいスタートアップでも成長が見込めると判断すれば、株式のおよそ5%を上限に2500万円を出資する取り組みを来月から始めます。

出資先として来年度は2社程度を選定する予定で、経営面のアドバイスも半年間行います。

また、野村ホールディングスは非上場の企業に投資するファンドを設立し、資金を広く集めようと東証に上場することを計画しているほか、みずほ証券もスタートアップに投資するベンチャーキャピタルとの連携に向けて体制を拡充しています。

日本のスタートアップは海外と比べて企業数が少なく規模も小さいとされ、その成長に向けては資金調達の難しさが課題だという指摘もある中、証券会社の間で支援を強化する動きが広がっています。

また、政府も革新的なビジネスを生み出そうとスタートアップへの投資額を現在の10倍以上に引き上げる目標を掲げています。