のと里山海道 “ボランティア派遣で復旧復興加速へ” 馳知事

能登半島地震の影響で一部通行止めが続いている金沢市と能登半島を結ぶ「のと里山海道」が今月15日から輪島市方面へ向かう全線で通行できるようになることを受け、石川県の馳知事は多くのボランティアを派遣できるよう検討を進め、復旧・復興の動きを加速したいという考えを示しました。

金沢市と能登半島を結ぶ「のと里山海道」は、今月15日の午後1時ごろから輪島市へ向かう全線が通行できるようになり、「のと里山海道」とその先の能越自動車道では金沢市から輪島市に向かうすべての区間で通行が可能になります。

これを受けて馳知事は12日の災害対策本部会議で、被災した自治体に対し多くのボランティアを派遣できるよう検討を進め、復旧・復興の動きを加速していきたいという考えを示しました。

具体的には▽これまで金沢からバスで派遣していたボランティアを、自家用車でも現地入りできるようにするほか▽奥能登地域のボランティアの宿泊拠点について、さらなる拡充を検討していくということです。

馳知事は会議のあと「一気に多くの車が被災地に向かうと、インフラ工事やボランティアなどの支援が滞ることになるので、支援などにあたる車両を最優先として利用してほしい」と述べました。