立民 岡田幹事長 “今国会中に衆院解散の可能性も 準備急ぐ”

衆議院の解散時期をめぐって、立憲民主党の岡田幹事長は、今の国会の会期中に行われる可能性もあるとして選挙準備を急ぐ考えを示しました。

次の衆議院選挙をめぐっては、公明党の石井幹事長が、10日に放送された番組で、ことし秋に予定される自民党の総裁選挙のあとに行われる可能性が高いという認識を示しました。

これについて、立憲民主党の岡田幹事長は記者会見で「石井氏は、総裁選挙で岸田総理大臣が代わった方が衆議院選挙は戦いやすいというような言い方で、与党の幹事長として、ずいぶん大胆な発言をしていると思った」と述べました。

そのうえで「野党の心構えとしては『準備が間に合わなかった』ではすまないので、早い段階の選挙に備えることが鉄則だ。この国会中に衆議院の解散がある可能性が高いと思って、さまざまな準備をしている」と強調しました。

維新 馬場代表 “4月や6月に解散持っていくことが大事”

日本維新の会の馬場代表は、党の代議士会で「今国会は衆議院の解散含みの国会になる。公明党の石井幹事長が『解散は秋の可能性が高い』と言っているが、秋に解散すれば自民党に有利な選挙が予想される。われわれとしては4月や6月に自民党が『追い込まれ解散』や『破れかぶれ解散』をするよう持っていくことが非常に大事だ」と述べました。