石川 七尾にボランティアの宿泊拠点設置へ 岡山 総社市など

能登半島地震で大きな被害を受けた石川県七尾市を支援しようと、岡山県総社市は、登山家の野口健さんらと協力してボランティアの宿泊拠点となる「テント村」を設けることを決めました。

この取り組みは、野口さんや岡山県総社市の片岡聡一市長が会見を開いて明らかにしました。

石川県七尾市によりますと、地震で倒壊したまま手付かずとなっている建物が数多くありますが、宿泊場所が不足し、ボランティアが金沢市など離れた場所から日帰りで通わなければならず、活動時間が大きく制限されているということです。

そこで、総社市は、災害時の支援協定を結ぶ野口さんが代表を務めるNPO法人「ピーク・エイド」や、岡山県内外の5つの自治体とともに、七尾市内にボランティアの宿泊拠点となる「テント村」の設置を決めました。

「テント村」は最大200人を収容でき、今月24日から利用できるということです。

片岡市長は「西日本豪雨で助けてもらった恩返しのつもりで被災地の復旧・復興を支援していきたい」と話していました。