石川 加賀「ライドシェア」開始 金沢~敦賀の新幹線開業を前に

北陸新幹線の金沢・敦賀間の開業を前に、石川県加賀市は増加が見込まれる観光客や住民の交通手段を確保しようと、一般のドライバーが自家用車を使って有料で人を送迎する「ライドシェア」の運行を12日から本格的に始めました。

12日は石川県加賀市で市と配車アプリを提供する「Uber Japan」による協定の調印式が行われ、「ライドシェア」の運行が本格的に始まりました。

加賀市の「ライドシェア」は、今月16日の北陸新幹線の金沢・敦賀間の開業で増加が見込まれる観光客や住民の交通手段を確保しようと、導入されました。

観光協会にあたる「加賀市観光交流機構」が運営し地元のタクシー会社が運行や安全管理を担う仕組みで、2種免許を持っている人や講習を受けた人が自家用車を使って運行します。

時間帯は午前7時から午後11時までで、スマートフォンのアプリで配車予約と支払いを済ませると、タクシーの8割の料金で利用できます。

加賀市の宮元陸市長は「移動手段が多様にあることが必要です。住民の方はもちろん、2次避難中の人も1600人以上いるので、ライドシェアを使って市内を自由に動いてほしい」と話していました。