「ゴジラ-1.0」アカデミー賞の授賞式から一夜 現地で祝福の声

アメリカの映画界で最高の栄誉とされるアカデミー賞の授賞式から一夜が明け、ロサンゼルスでは「ゴジラ-1.0」が日本映画で初めて視覚効果賞を受賞したことへの祝福の声が聞かれました。

アカデミー賞の授賞式から一夜明けた11日、ハリウッドの会場周辺では厳重な警備が解除され、大勢の観光客が行き来していました。

周辺の歩道には映画や音楽で活躍したスターの名前を記した星形のプレートが埋め込まれていて、大勢の人たちが「ゴジラ」のプレートの前で立ち止まったり写真を撮ったりしていました。

今回、日本映画として初めて視覚効果賞を「ゴジラ-1.0」が受賞したことについて、訪れた人たちからは「アカデミー賞の受賞おめでとうございます」とか「とにかく巨大な怪物で、大好きです。5歳のころからずっとゴジラを見てきました」など祝福の声が相次ぎました。

また、ロサンゼルスのリトルトーキョーにある日本の映画やアニメにまつわる人形などを販売する店には、歴代のゴジラの人形やポスターなどがガラスケースに並んでいて、朝からファンの人が訪れて記念の写真を撮影していたということです。

店を営む日本人の女性は「授賞式は夫とみていましたが、受賞の瞬間は抱き合って喜んで涙がでて、感情的になってしまいました。店に来てくれたファンの人たちが『よかったね、受賞したね』といってみんなで喜んでいました」と話していました。