パドレス ダルビッシュ有 オープン戦に先発登板し4回1失点

今月20日のシーズン開幕戦で開幕投手を務める大リーグ、パドレスのダルビッシュ有投手が11日、オープン戦に先発登板し、4回を投げて1失点と安定した投球を見せました。

ダルビッシュ投手は11日、アリゾナ州ピオリアで行われたマリナーズとのオープン戦で3回目の先発登板に臨みました。

1回は先頭からすべて外野フライでアウトを取って三者凡退と上々の立ち上がりを見せましたが、1点リードの2回は内野安打とフォアボールなどで2アウト一塁三塁とされ、続くバッターにライトへの同点タイムリーヒットを許しました。

このあと3回と4回もマウンドに上がったダルビッシュ投手は、重点的に確認したかったというカーブなどの変化球を中心にしたピッチングで相手打線をヒット1本に抑えて追加点を許しませんでした。

ダルビッシュ投手は4回58球を投げて3安打1失点と安定した投球で、今月20日に先発する韓国で行われる開幕戦に向けて順調な仕上がりを見せました。

ダルビッシュ「開幕投手はとても特別なこと」

登板後に報道陣の取材に応じたダルビッシュ投手は「体的にはいい状態ではなかったが、カーブや速いカットボールなどいろいろな球を投げながら修正して、レギュラーシーズンのようなアジャストができた。こういうピッチングができたのはよかった」と内容に満足している様子でした。

そして、2年ぶり4回目の開幕投手を務めることになったことについて「その1戦を任される、特に韓国開催ということでとても特別なことだと思うので、それに感謝しながらしっかり調整したい。韓国代表と試合をしてから韓国の野球は好きで、そういう国でファンの前で投げられるのはうれしい」と話していました。

そして、プロ野球と大リーグ通じて初めてとなる大谷選手との対戦については「もちろん楽しみにはしているがドジャースと対戦するというのが先で、大谷君も含めてベッツ選手などいい選手の勉強をしっかりして臨みたい」と冷静に話していました。