米 最先端技術の祭典SXSW 日本企業 仮想空間体験など展示

アメリカで開かれている最先端技術などの祭典、SXSW(サウス・バイ・サウスウエスト)では、参加している日本企業が臨場感のある仮想空間を体験できるブースや、光を熱に変える最新の素材を活用した衣服の展示などを行っています。

アメリカ南部テキサス州オースティンで開かれている最先端技術などの祭典、SXSWでは10日、イベントに参加する企業の展示が本格的に始まりました。会場には日本企業も出展しています。

ホンダは、ゴーグル型の端末を装着して乗り物で移動しながら仮想空間を体験するブースを設けています。乗った人は進みたい方向に体重をかけて移動しながら、臨場感のある仮想空間を楽しむことができるのが特徴です。

住友金属鉱山は、太陽光などに含まれる近赤外線を吸収して熱に変える最新の素材を活用したジャケットなどを展示しています。車の窓ガラスなどにも使用されている素材を、衣服にも活用できることを示すねらいがあるということです。

スタートアップ企業ビーサイズの現地法人は、子どもの見守りに役立つデバイスを展示しています。子どもの行動履歴をAIが分析し、ふだん行かない地域に行くと親のスマートフォンに通知する仕組みだということです。

会場ではこうした展示ブースに多くの人が訪れていて、最新技術への関心の高さがうかがえました。

イベントは、現地時間の16日まで開かれる予定です。