9日から静岡市でオープン戦に臨んでいる楽天は11日は試合がなく、チームの全体練習は行われませんでしたが、田中将大投手や仙台市出身の岸孝之投手など8人のピッチャーが練習を行うため午前10時半ごろに球場に姿を見せました。
球場では半旗が掲げられ、電光掲示板に「がんばろう東北」のメッセージも映し出されました。
選手たちは練習前、半旗が掲げられたスコアボードに向き直って並ぶとコーチやスタッフとともにおよそ1分間黙とうし、東日本大震災で亡くなった人たちを悼みました。
震災のあとの2013年に球団初のリーグ優勝と日本一に貢献した田中投手は「何年たってもあのときのことを思い出し、追悼の意を持ってきょうを迎えました。チーム内でも当時を経験した人が減ってきているので下の代の人たちにどういうことがあってどんな思いを持ってやっているかを伝えていくことが大事だと思う。今シーズンは1つでも多く勝ってよい姿をたくさんの方々に届けられるよう頑張りたい」と話していました。
【動画】楽天の選手たちが黙とう
東日本大震災の発生から13年となる3月11日、プロ野球、楽天の選手たちが遠征先の静岡市で黙とうして震災で亡くなった人たちを悼みました。