中国 1~2月 新車販売台数 EVなど好調で前年同時期比11%余増

中国のことし1月と先月の2か月分の新車の販売台数は、EV=電気自動車など、「新エネルギー車」の販売が好調だったことから、去年の同じ時期と比べて11%余りの増加となりました。

中国の自動車メーカーなどでつくる「自動車工業協会」によりますと、先月の新車の販売台数は、旧正月の春節の連休で、工場や販売店の営業日が少なかったことから、158万4000台となり、去年の同じ月と比べて19.9%のマイナスとなりました。

その一方で、春節の影響をならしたことし1月と先月の2か月分の販売台数は、去年の同じ時期と比べて11.1%増加しました。

EVなどの「新エネルギー車」の販売が、去年の同じ時期と比べて29.4%のプラスと引き続き好調で、販売台数に占める新エネルギー車の割合は30%となりました。

ただ、中国では、EV市場の拡大に加え、消費者の節約志向の広がりなどを背景に、自動車メーカーの間で値下げ競争が激しくなっていて、国内での収益環境は厳しくなっています。

一方、1月と先月の輸出台数は、合わせて82万2000台と、去年の同じ時期と比べて30.5%増え、自動車輸出で世界一となった去年を上回るペースで拡大が続いています。