【動画】14:46に石川 輪島でも黙とう

東日本大震災から13年の3月11日、ことし1月の能登半島地震で大きな被害を受けた石川県輪島市でも市役所の職員らが黙とうして犠牲者を悼みました。

輪島市役所では11日、庁舎の掲揚台に半旗が掲げられました。

そして、「犠牲となられたすべてのかたがたに心からご冥福をお祈りします」などとアナウンスが流れ、東北沖で巨大地震が起きたのと同じ午後2時46分にあわせて職員らが黙とうをささげ、犠牲者を悼んでいました。

輪島市では、13年前の東日本大震災の発生後、被災地にこれまでのべ90人余りの職員を派遣して、支援を行ったということです。

輪島市は、ことし1月の能登半島地震で多くの住宅が倒壊するなどして災害関連死の疑いを含め102人が亡くなりました。

いまなお断水が続くなどして10日の時点で1887人が避難所での生活を余儀なくされています。

市によりますと、東日本大震災で被災した宮城県名取市から能登半島地震の復旧・復興に向けた支援の申し出があり、4月から応援を受け入れる予定だということです。

能登半島地震で被災した輪島市の70代の男性は「自分が被災したことで東日本大震災の被災者も大変な思いをされたのだとつくづく感じています。私たちも頑張るので力を貸してほしいです」と話していました。

名取市に派遣された経験がある輪島市震災復旧復興推進室の谷内口大和主査は「大震災の被災地は着実に復興していてすごいと感じます。輪島市も多くの支援が必要なので今後も協力いただけたらありがたい」と話していました。