英キャサリン妃 写真の加工認め謝罪 通信社の配信取りやめ受け

イギリス王室が公開したウィリアム皇太子の妻、キャサリン妃の写真について、AP通信などの通信社は加工された可能性があるとして、配信を取りやめたことを明らかにしました。これを受けてキャサリン妃はSNSにコメントを掲載し、加工したことを認め、謝罪しました。

イギリス王室は10日、ことし1月に腹部の手術を受けて以降、公の場に姿を見せていないキャサリン妃の写真をSNSに掲載しました。

写真にはキャサリン妃が3人の子どもたちに囲まれほほえんでいる様子が写っていて、SNSには「この2か月間の温かいお気持ちと継続的なサポートに感謝します」というメッセージが添えられています。

イギリスの公共放送BBCなどによりますと、この写真は今月上旬にウィリアム皇太子が撮影し、BBCで放送されたほか複数のメディアに掲載されたということです。

しかし、AP通信など複数の通信社はその後、この写真が加工された可能性があるとして、配信を取りやめたことを明らかにしました。

AP通信はウィリアム皇太子夫妻の長女、シャーロット王女の左手と着用しているセーターの袖の部分に不自然な点がみられると指摘しています。

これを受けてキャサリン妃は11日、SNSにコメントを掲載し「多くのアマチュア写真家のように、私も時折、編集を試みることがある」として写真を加工したことを認めたうえで、「混乱を招いたことをおわびしたい」と謝罪しました。

ただ、加工した理由などには触れていません。

キャサリン妃は手術のあと1月末に退院しましたが、詳しい症状は明らかにされず、イギリス国民の間で高い人気があることから、その健康状態について関心が寄せられていました。