【動画】岩手 陸前高田 行方不明者を捜索

岩手県陸前高田市の海岸では、いまも行方が分かっていない人の捜索が行われました。

東日本大震災で、岩手県内では「震災関連死」を含めて5146人が死亡し、いまも1107人が行方不明になっています。

このうち201人の行方が分かっていない陸前高田市では、午前10時から警察官20人が脇之沢漁港近くの砂浜や海上で捜索を行いました。

警察官たちは犠牲者に黙とうをささげたあと、熊手を使って砂浜の海草や砂を掘り起こしたりゴムボートから海中をのぞき込んだりして、行方不明者の手がかりを探していました。

警察によりますと、脇之沢漁港近くの砂浜で捜索が行われたのは8年前の2016年以来だということです。

先月(2月)大船渡警察署に配属された、盛岡市出身の藤村琉月巡査(19)は「震災が起きたときは保育園児でしたが、テレビで警察の人たちが懸命に活動しているのを見て警察官になりました。震災から13年がたち、厳しい捜索になるとは思いますが、一つでも多く手がかりを見つけて家族のもとへ返したいです」と話していました。