バドミントン フランスOP女子シングルス 山口茜が準優勝

バドミントンのフランスオープン、女子シングルスの決勝で世界ランキング4位の山口茜選手は世界1位の韓国の選手にゲームカウント1対2で敗れ、準優勝でした。

フランスオープンはパリオリンピックの出場権をかけたポイントレースの対象大会で、オリンピックに向けて新設された会場でテスト大会を兼ねて行われました。

10日は各種目の決勝が行われ、女子シングルスではことし1月、右足のけがから復帰した山口選手が国際大会では去年9月以来となる決勝に進み、世界1位の韓国のアン・セヨン選手と対戦しました。

山口選手は第1ゲーム、コート手前に落とす巧みなショットやサイドラインぎりぎりに力強いスマッシュを決めるなど中盤から主導権を奪って、21対18で取りました。

しかし第2ゲームを落とし、最終の第3ゲームは序盤から連続ポイントを許すなど相手の精度の高いショットに翻弄されて10対21で突き放され、ゲームカウント1対2で敗れました。

山口選手は去年9月の香港オープン以来の優勝はなりませんでしたが、準優勝の結果を残し、パリオリンピックに向けて復調ぶりを示しました。

「シダマツ」ペア 最後に逆転許し準優勝

女子ダブルスでは、世界ランキング6位につける志田千陽選手と松山奈未選手の「シダマツ」ペアが、世界1位の中国の陳清晨選手と賈一凡選手のペアと対戦しました。

試合は第3ゲームにもつれ込み、シダマツがポイントを重ねて20対15と先にマッチポイントをつかみましたが、そこから相手に5連続ポイントをとられ同点に追いつかれると最後は22対24と逆転を許し、ゲームカウント1対2で敗れて準優勝に終わりました。