【定点カメラ】東日本大震災 13年の歩みを1分の映像で

東日本大震災から13年。NHKでは震災直後から被災地の様子を同じ場所から記録する「定点映像」を撮影してきました。それぞれの定点映像から見えてくる、各地の13年の歩みです。

宮城県南三陸町

800人以上が犠牲になった宮城県南三陸町。

その中心部を同じ場所から撮影した定点映像です。

画面の手前には公園や陸上競技場ができました。

また画面の奥では震災の教訓を伝える「震災復興祈念公園」の整備が2020年に完了し、訪れる人の祈りの場になっています。

岩手県釜石市

「鉄と魚の町」として知られてきた岩手県釜石市、魚河岸地区の定点映像です。

津波の被害を受けた建物はほとんどが解体され一時はさら地が広がりました。

新たな魚市場が完成したのは2017年。

周辺には水産加工会社の建物が建ち並ぶようになりました。

福島県大熊町

東日本大震災と、東京電力福島第一原子力発電所の事故の発生から13年。

福島県大熊町、JR大野駅周辺の定点映像です。

原発事故の発生で住民が戻れないまま時間が過ぎていきましたが、この映像の場所では2022年に避難指示が解除されました。

復興拠点として新たな町の整備が進み、大きく姿を変えようとしています。

★岩手、宮城、福島の各地で復興へと向かう被災地の姿はこちらのサイトでも見ることができます。