偽ブランド品 輸入差し止め件数 去年3万件超 大谷の偽ユニなど

全国の税関が、去年、偽ブランド品などとして輸入を差し止めた件数は、3万件を超えて過去2番目に多くなりました。去年12月に大リーグ・大谷翔平選手の移籍先がドジャースに決まった直後には、その偽造ユニフォームが差し止められたということです。

財務省によりますと、全国の税関が去年1年間に偽ブランド品などとして輸入を差し止めた件数は、3万1666件となり、前の年より17.5%増えました。

3年ぶりに3万件を超え、1987年に統計を取り始めて以降、2番目に多くなりました。

持ち込まれた国別では、中国が全体の79%を占めています。

種類別では衣類が最も多く1万401件と全体の28%を占め、次いで財布やハンドバッグなどのバッグ類、靴類などとなっています。

また、スタジオジブリやポケットモンスターといった日本のアニメのグッズも多く、
去年12月に大リーグ・大谷選手の移籍先がドジャースに決まった直後には、その偽造ユニフォームが差し止められたということです。

財務省は偽ブランド品はネット通販などで流通するケースがあるとして、公式サイトと比べて極端に安い場合は、注意するよう呼びかけています。