大相撲春場所 新大関の琴ノ若 初日に熱海富士と対戦

10日から始まる大相撲春場所の初日と2日目の取組が発表され、新大関の琴ノ若は初日に21歳の熱海富士と対戦することになりました。

日本相撲協会は8日、大阪 浪速区の大阪府立体育会館で取組編成会議を行い、10日から始まる春場所の初日と2日目の取組を決めました。

新大関の琴ノ若は初日、去年の秋場所と九州場所で優勝争いに加わった前頭2枚目の21歳、熱海富士と、2日目は大関経験者で前頭筆頭の朝乃山と、それぞれ対戦することになりました。

ともに右の相四つとなる力士との対戦となり、熱海富士には過去2戦、勝っていますが、朝乃山には初顔合わせとなった去年の秋場所で敗れました。

いずれの対戦も自分に有利な体勢を先に作ることができるか、立ち合いが鍵を握りそうです。

また、先場所、優勝した横綱 照ノ富士は目標としてきた10回目の優勝に向けて、初日に小結に復帰した錦木と、2日目に三役経験者の宇良とそれぞれ対戦します。

琴ノ若以外の大関陣は、霧島が小結に復帰した阿炎と、豊昇龍が宇良と、角番で迎える貴景勝が朝乃山とそれぞれ初日に対戦します。

また、十両以上では、暴力問題を受けて引退した北青鵬をのぞいて、初日からの休場者はいませんでした。

琴ノ若「自分らしくやるだけ」

琴ノ若は大阪 松原市の佐渡ヶ嶽部屋の宿舎で稽古を終えたあとに取材に応じ、初日と2日目の取組が決まったことについて「誰がやってきても一緒だ。どこかでは当たるのでそんなに気にしない。番付が変わろうが、同じように自分らしくやるだけだ」と話していました。