1歳男児 国道で倒れ死亡 ひき逃げで捜査 埼玉 東松山

8日朝早く、埼玉県東松山市の国道で、近くに住む1歳の男の子が倒れているのが見つかり、死亡しました。警察は現場の状況などから、ひき逃げ事件とみて捜査しています。

8日午前5時半ごろ、東松山市砂田町の国道で、近くに住むベトナム国籍の1歳の男の子が頭から血を流して倒れているのが見つかりました。

男の子は意識がない状態で、病院に搬送されましたが、死亡が確認されました。

現場は東武東上線の東松山駅から北東に1.5キロほど離れた片側2車線の見通しのよい直線道路で、これまでの調べによりますと、男の子は歩道寄りの車線で倒れ、付近の路上からはプラスチックの破片が見つかったということです。

当時、小雨は降っていたものの、積雪はなかったということです。

警察は現場の状況などから、男の子が車にはねられたひき逃げ事件とみて捜査しています。

同じアパートに住む女性「朝の4時ぐらいに泣き声聞こえた」

男の子と同じアパートに住んでいるという50代の女性は「朝の4時ぐらいに赤ちゃんの泣き声が聞こえて目が覚めました。窓を開けたらけっこうな声で泣いていて、10分から15分で泣きやんだので、誰かがなだめていたのかと思いました。5時半すぎにアパートの住人の男性が『赤ちゃん見てないですか、知らないですか』と訪ねて来て、その後、男性が駐車場で警察官と話をして泣き叫んでいるのが見えました」と話していました。

男の子については「家族と出かけて帰るところを最近も見かけましたが、よちよちではあるけれど歩いていました」と話していました。

80代の女性「何かにつかまらず歩いていた」

亡くなった男の子を見たことがあるという80代の女性は「母親と一緒に、アパートの駐車場を歩いているのを見たことがあります。1月末くらいには、何かにつかまらずけっこうな早さで歩いていました。かわいい子でした」と話していました。