東京都心で積雪 ピーク過ぎるも交通影響など注意

急速に発達している低気圧の影響で、関東甲信は明け方から朝の時間帯を中心に雪が降り、東京の都心でも雪が積もりました。雪のピークは過ぎましたが、積雪が残っているところがあり、引き続き、交通への影響や路面の凍結に注意してください。

気象庁によりますと、低気圧が急速に発達しながら日本の東の海上を北東へ進んでいる影響で、関東甲信では8日の明け方から朝の時間帯を中心に雪が降りました。

東京23区など南部の平地でも雪が積もり、8日朝の積雪は
▽さいたま市で4センチ
▽東京の都心や横浜市で1センチを観測しました。

雪雲は東へ抜け、雪のピークは過ぎましたが、まだ積雪が残っているところがあり、気象庁は引き続き、交通への影響や路面の凍結に注意するよう呼びかけています。

西日本は夕方 東日本は9日にかけ 大気が非常に不安定に

一方、上空の寒気や別の低気圧の影響で、西日本では夕方にかけて、東日本では9日にかけて、大気の状態が非常に不安定になる見込みです。

落雷や竜巻などの激しい突風、急な強い雨、それにひょうに注意が必要です。

周囲が急に暗くなるなど発達した積乱雲が近づく兆しがある場合には、頑丈な建物の中に移動するなど安全を確保してください。

練馬駅 路上にうっすらと雪積もる

東京・練馬区の西武池袋線・練馬駅周辺では8日未明から雪が降り始め、路面にうっすらと積もっています。

通勤や通学などで行き交う人たちは傘をさして足元に気をつけながら歩いていました。

40代の会社員は「ふだんより早めに家を出ました。会社に到着できるか心配です」と話していました。

車でスキー場に行くという20代の男性は「都内では車の運転に気をつけて向かいます」と話していました。

千葉市役所前 雪まじりの雨

千葉市中央区の千葉市役所前では8日朝6時半ごろ、雪まじりの雨が降っていました。

路面に雪が積もることはなく、水たまりができていて、車が水しぶきをあげて走っていました。

通勤する人たちは傘をさしたりカッパを着たりして歩いていました。