世界最大級のタコを展示 ふれあえる国内初施設オープン 福井

世界最大級のタコとされるミズダコを展示し、ふれあうこともできる国内初の施設が福井県坂井市の水族館の中に完成し、7日オープンしました。

新しい施設「みずだこ館」は来週に迫った北陸新幹線の県内開業に合わせて、坂井市三国町にある越前松島水族館の中に設置され、7日からオープンしました。

ミズダコは大きいものでは体長が3メートルを超える世界最大級のタコで、日本では北陸より北の海に生息しています。

ふ化したあとの飼育が難しく、成功例はないとされていますが、この水族館では30年以上、ミズダコの飼育に挑戦してきました。

施設内の水槽には親ダコのほか、体長1センチほどのタコの赤ちゃんがいて、懸命に泳ぐ様子がガラス越しに見られます。

また、水槽に手を入れて直接タコに触ることもできます。

このほか、どのような餌を配合して与えているのか見るコーナーも設けられ、いまだに謎が多いミズダコの生態に触れることができます。

飼育担当の越前松島水族館の高橋一樹さんは「全国でも例のないミズダコの展示施設なので、ぜひ多くの方に見にきていただきたい」と話していました。

この「みずだこ館」は毎日、見学することができます。