障害のあるなしを超えて 音楽やダンスを楽しむコンサート開催

障害のあるなしを超えて音楽やダンスを楽しむコンサートが7日夜、都内で開かれ、障害のあるダンサーやギタリストなどが人気アーティストとともに迫力あるパフォーマンスを披露しました。

東京 渋谷のNHKホールで開かれたコンサートには14組のアーティストが出演しました。

このうち、去年の紅白歌合戦に出場した「新しい学校のリーダーズ」のパフォーマンスでは、ろう者やダウン症の人、それに車いすの人など34人の若者がステージに上がって、「踊る本能001」にあわせて踊り、息の合ったリズムでそれぞれの個性を生かした振り付けを披露しました。

また、障害のあるなしにかかわらずコンサートが楽しめるよう
▽アーティストの歌や音を手話で表現するパフォーマンスや
▽弱視の人が舞台をはっきりと見られる補助機器の貸し出しなども行われ
およそ3000人の観客が迫力あるパフォーマンスを楽しんでいました。

新しい学校のリーダーズのSUZUKAさんは「いろんな個性がある中で、みんなが1つになって踊る喜びやすばらしいエネルギーを放てたことにとても感激しております」と話していました。

また、共演した車いすモデルの鳥居百舌さんは「今まで上半身でしか踊ったことがなかったので、体全体を使ったダンスは不安でしたが、華麗な車いすさばきを見せようと頑張りました。最高でした」と話していました。