長崎市 インドが寄贈申し出のガンジー胸像 設置場所を再検討へ

長崎市は、インドが寄贈を申し出た独立の父とされる「ガンジー」の胸像を観光名所 眼鏡橋の近くに設置すると発表していましたが、地域住民への説明が十分ではなかったとして、設置場所を再検討することになりました。

インド独立の父とされる「マハトマ・ガンジー」の胸像は、2023年10月に、長崎市を訪れた駐日インド大使が寄贈を申し出たものです。

設置場所について長崎市は、インド側の提案を受けて観光名所 眼鏡橋近くの中島川公園に今週中にも設置すると発表していました。

しかし、「なぜここにガンジーの像を設置するのか」などと、市民からの意見が相次ぎ、近隣の自治会などへの説明に十分な時間をかけていなかったとして、設置場所を再検討することになりました。

市によりますと、新しい設置場所や時期は未定だということです。

胸像は台座も含めると、高さがおよそ2メートル40センチ、幅がおよそ1メートル70センチあり、制作費などは、インド側が負担することになっているということです。

長崎市は「関係者の皆様との調整に不十分な点があったことを深くおわびいたします」とコメントしています。