パリパラリンピック 日本選手団長に田口亜希氏 パラ射撃元選手

8月に開幕するパリパラリンピックの日本選手団の団長を、パラ射撃の元選手で3大会連続でパラリンピックに出場した田口亜希氏が務めることになり、会見で、「最高のパフォーマンスを発揮できる環境を作りたい」と意気込みを語りました。

JPC=日本パラリンピック委員会は6日、都内で記者会見を開き、8月に開幕するパリパラリンピックの日本選手団の団長を田口氏が務めると発表しました。

田口氏は大阪府出身の52歳。25歳の時に病気で車いす生活となり、その後始めた射撃で2012年のロンドン大会まで3大会連続でパラリンピックに出場しました。

現役引退後は日本パラ射撃連盟の理事をはじめ、JPCの運営委員やJOC=日本オリンピック委員会の理事などを務め、前回の東京大会では選手村の副村長を務めました。

女性の元選手が夏のパラリンピックの団長を務めるのは初めてです。

田口氏は会見で、「東京大会ではいろいろなレガシーがあったが、パリ大会に参加する皆さんが最高のパフォーマンスを発揮できる雰囲気や環境を作っていきたい」と意気込みを語りました。

パリパラリンピックは8月28日に開幕し、9月8日までの12日間の日程で行われます。