復興を後押し「東北福興弁当」第12弾 8日の販売前にお披露目

東日本大震災の発生後から食の力で復興などを後押ししようとリニューアルされ続けている駅弁「東北福興弁当」が、8日の第12弾の販売を前に仙台市でお披露目されました。

東北でとれた食材をふんだんに使った駅弁「東北福興弁当」は東日本大震災が発生した2011年につくられ、その後もリニューアルを続けながら、これまでに90万食余りが製造されました。

8日から第12弾の販売が始まるのを前に6日、仙台市のホテルで弁当が披露されました。

弁当には宮城県南三陸町で加工したタコを使った揚げかまぼこや、三陸沖でとれたサケを岩手県産の大豆を使ったみそに漬け込んだ焼き物など、東北産の食材を使った18種類がメニューが盛り込まれています。

また、インバウンド需要の高まりを受けて、包装紙のQRコードを読み取るとメニューなどを英語で確認できるようになりました。

弁当を企画した会社の安部基宏 弁当事業部長は「みなさんの『復興させるぞ』という思いが積み重なって続けることができました。東北の食の魅力が表現された弁当を日本だけでなく、海外にもアピールしていきたい」と話していました。

「東北福興弁当」の第12弾は1つ1680円で、JR仙台駅や東京駅などで8日から販売されます。