明治「チェルシー」“収益性の低下” 3月中にも販売終了へ

大手食品メーカーの「明治」は1971年に販売を開始したキャンディー、「チェルシー」について、収益性の低下を理由に3月中にも販売を終了することを決めました。

「チェルシー」はスコットランドの伝統のお菓子を参考に開発されたキャンディーで、「バタースカッチ」と「ヨーグルトスカッチ」の2種類の味で1971年に販売を開始しました。

その後、味の種類は増えて会社によりますと2002年度にはおよそ25億円を売り上げていました。

しかし、市場環境や顧客ニーズの変化で、2022年度の売り上げはおよそ5億円と5分の1にまで落ち込んでいたということです。

このため、会社は収益性の低下を理由に販売を在庫がなくなり次第、3月中にも終了することを決めました。

生産は2月末に終えているということです。

会社は「長年、ご愛顧いただいたことに感謝を申し上げます。ファンの皆さんには販売終了となり、申し訳ございません」としています。