青森 船から乗組員4人転落死亡事故で海に沈んだ漁船引き揚げ

2月に青森県の陸奥湾の沖合でホタテの養殖漁船の乗組員が転落し、4人が死亡した事故で、6日、海に沈んでいる漁船を引き揚げる作業が行われました。

2月29日、青森県横浜町の陸奥湾の沖合で、ホタテ養殖漁船「たか丸」の乗組員4人が船から転落し、その後、全員の死亡が確認されました。

漁船は、横浜町の横浜漁港の北西、およそ2キロメートル付近の海に沈んでいて、青森海上保安部と横浜町漁協などは、6日朝7時30分ごろ、漁船の引き揚げ作業に出発しました。

そして、およそ1時間後、ダイバーが船体にロープをくくりつけてクレーンで漁船を引き揚げ、午前11時半ごろに港まで運びました。

青森海上保安部は、引き揚げた漁船を詳しく調べるなどして、事故の原因を調べることにしています。