NYダウ 一時500ドル超の大幅な値下がり

5日のニューヨーク株式市場はハイテク株を中心に利益を確定するための売り注文が増え、ダウ平均株価は一時、500ドルを超える大幅な値下がりとなりました。

5日のニューヨーク株式市場、ダウ平均株価の終値は前日に比べて404ドル64セント安い3万8585ドル19セントでした。

ダウ平均株価の値下がりは2日連続です。

IT大手アップルのスマートフォンの中国での売り上げがことしに入って落ち込んだと伝わったことなどをきっかけに投資家の間でハイテク株を中心に利益を確定するための売り注文が増え、ダウ平均株価の値下がりの幅は一時、500ドルを超えました。

ハイテク関連銘柄の多いナスダックの株価指数も1.6%の大幅な下落でした。

市場関係者は「アメリカの非製造業の景況感を示す経済指標が市場の予想を下回り、FRB=連邦準備制度理事会が利下げに転じる時期が早まるとの見方が出たものの、6日にFRBのパウエル議長の議会での証言が予定されているのを前にいったん利益を確定しておこうという投資家が多かった」と話しています。