ウクライナ 兵士たちが装備品など購入のためSNSで寄付呼びかけ

ウクライナでは、欧米からの支援の先行きが不透明となる中、前線の兵士たちが装備品などを購入するための寄付をSNSを使って呼びかける動きが広がっています。

ロシアによる軍事侵攻が始まって2年がたつ中、ウクライナに対する欧米からの軍事支援の先行きが不透明となっています。

こうした状況の中、ウクライナ東部のハルキウ州やドネツク州などで戦闘を続けているとみられる部隊は、今月4日、SNSに動画を投稿し、無人機用の送信機90個を購入するため寄付を呼びかけました。

この機器によってより長距離の飛行や画質の向上、ロシア側からの妨害電波への対応ができるとしています。

動画の中で兵士は「こうした機器で兵士たちを守ることができる」などと訴えています。

また、この部隊は、2月中旬にも寄付で熱を感知するカメラ11個を購入したとしています。

一方、首都キーウのクリチコ市長は、寄付で集めた無人機が東部の激戦地で戦う旅団などに届けられたことを先月下旬SNSで明らかにしました。

この中では、箱詰めされた無人機が兵士に受け渡され、兵士が謝意を伝えています。

前線のウクライナ兵たちが装備品などを購入するための寄付を呼びかける動きが広がっています。