関東甲信 山沿いで大雪 スリップ事故や倒木による交通影響も

低気圧の影響で関東甲信では山沿いで大雪になっているところがあるほか、南部の平地でも一時雪が降りました。

気象庁は積雪による交通への影響や路面の凍結に十分注意するよう呼びかけています。

気象庁によりますと、前線を伴った低気圧の影響で、関東甲信では5日から山沿いを中心に雪が降り、昨夜遅くからは、埼玉県の熊谷市などでも雪が降りました。

午前5時までの24時間には、
▽栃木県の日光市土呂部で25センチ
▽長野県軽井沢町で16センチ
▽甲府市で5センチ
▽さいたま市で1センチ の雪が降りました。

関東の平地ではこのあと雨の見込みですが、関東甲信の山沿いは昼前にかけて大雪となるところがある見込みです。

気象庁は積雪による交通への影響や路面の凍結に十分注意し、電線や樹木への着雪などに注意するよう呼びかけています。

長野県では今月2日に雪崩が起きていて、長野県北部のほか、栃木県北部と群馬県北部にもなだれ注意報が発表されています。

積雪の多い所や大雪が予想される場所に行く際は十分注意してください。

伊豆諸島は大気不安定続く

一方、伊豆諸島は大気の状態が非常に不安定になっていて、風が強まっています。

伊豆諸島ではこのあとも風が強い状態が続き海上はしけとなる見込みで、気象庁は、土砂災害や強風や高波に十分注意するよう呼びかけています。

中央道 大型トラックのスリップ事故

中央自動車道は、事故の影響で、山梨県北杜市の小淵沢インターチェンジと須玉インターチェンジの間の上り線で、6日午前0時半ごろから通行止めとなりました。

警察によりますと、大型トラックが道路脇の斜面に接触していて、運転手の話などから雪によるスリップが原因とみられるということです。

現場では除雪作業が進められ、通行止めは午前7時すぎに解除されました。

JR中央本線 甲府-小淵沢 運転再開

JR東日本によりますと、中央本線は雪による倒木の影響で山梨県内の甲府駅と小淵沢駅の間の上下線で6日の始発から運転を見合わせていましたが、午前9時半すぎに運転を再開しました。

JR青梅線 青梅-奥多摩 運転再開

JR東日本によりますと、降雪による倒木の影響で青梅線は東京・青梅市の青梅駅から奥多摩町の奥多摩駅の間の上下線で始発から運転を見合わせていましたが、午前8時すぎに運転を再開しました。