立民 皇位継承の検討委員会「女性宮家」賛成と慎重 双方の意見

安定的な皇位継承のあり方を議論する立憲民主党の検討委員会が開かれ、女性皇族が結婚後も皇室にとどまる「女性宮家」の創設について、賛成と慎重の双方の立場から意見が相次ぎました。

安定的な皇位継承のあり方をめぐり、立憲民主党は野田元総理大臣をトップとする検討委員会で議論を進めていて、先月の会合では「女性宮家」の創設について「とりわけ緊急的な課題として議論を急ぐ必要がある」などとする論点整理の案が示されました。

5日は、この案をもとに意見が交わされ、出席者からは「男女を分ける必要はなく、女性宮家の創設とともに女性天皇を認めてもよい」など賛成の意見の一方「女性皇族の配偶者や子どもに皇族の身分を付与した場合は女系天皇につながる」として慎重な意見も出されました。

このため会合では、今後の対応を野田氏ら幹部に一任することになりました。

検討委員会は、これまでに出された意見も踏まえて、来週にも党としての論点整理をまとめることにしています。